戦略ノート
戦略ノートの概要
会社を成長させ、働く楽しさを生み出すために、
もっとも確実で簡単な方法は何か?
「ポイントを押さえた戦略をつくり、それを日々の業務の中で実行していくこと」
これが当社の答えです。
しかし、このように言うと、「それは当たり前だよね」、「わかっているけど、具体的にどうするかが難しいんだよ」などというご意見をいただくことが少なくありません。
そこで、この戦略ノートでは、中小企業の経営者や従業員の方がどのように戦略を作り、実行していけばよいのか、具体的な方法について整理していきます。
ユアスト 江村さん
もちろん、これらのノウハウのうち大企業でも使えるものは多いですが、小回りの利く中小企業のほうが、よりうまく使っていただけるのではないかと考えています。
戦略ノートの目次は以下のとおりです。
- パート1 そもそも戦略とは?
- パート2 戦略の作り方
- パート3 戦略の実行のしかた
- 人事評価制度は戦略を実行するためのツール
- 「中小企業向け シンプルな人事評価制度」の概要
- よくある問題を解決できる「中小企業向けシンプルな人事評価制度」
【手順1】売上ではない、会社の戦略として全社一丸となって追い求める「戦略指標」を探す
【手順2】会社全体の戦略指標値を改善するために各部門が貢献できる「先行指標」を探す
【手順3】「戦略指標」・「先行指標」の値を改善させるべく日常業務を行う
【手順4】「戦略指標」・「先行指標」の値をどれくらい改善したかで評価する
まずは、パート1で、そもそも戦略って何なのかについて整理します。「戦略」という言葉は、多くの人が結構よく使うと思いますが、人によってその意味するところが微妙に異なることが多いです。議論の前提となる言葉の定義が人によって異なっていては、議論がかみ合わなくて当然なので、このパートでは、この戦略ノートの中での「戦略」という言葉の指すところを明らかにしておきます。
次にパート2では、戦略の作り方について整理します。詳しくは各ページで記載しますが、戦略をざっくりととらえれば、「こうすれば経営がうまくいくんじゃないか?」という仮説と言えます。ビジネスにおいて、絶対成功する方法は、私が知る限りではないので、戦略にも正解というものはないと思います。しかし、明らかに間違っている、矛盾があるような戦略を見ることも少なくありません。このパートでは、どのようにすれば、成功が期待できる(絶対に成功するではない)戦略を作れるかについて考えていきます。
そしてパート3では、戦略の実行方法についてご紹介します。戦略の作り方について書かれた書籍は多いですが、戦略の実行方法に関する書籍は少ないように思います。しかし、戦略を実行することは、そんなに容易なことではありません。実行できないどころか、日々の忙しさの中で、戦略の存在すら忘れ去られてしまうことも、珍しくありません。そして、今年度の戦略の進捗状況や成果に関してよく振り返ることもせずに、また、次年度の戦略づくりが始まるというケースも見受けられます。
では、どうすれば戦略を実行する(少なくとも、戦略の存在を忘れずに実行しようと努力する)ことができるのでしょうか?
戦略を実行するための鍵は人事評価制度だと当社では考えています。
このパートでは、戦略を実行するための強力なツールとして人事評価制度を捉えた上で、どのように制度を設計して運用していくべきかについて整理していきます。
ユアスト 江村さん
それでは、「ポイントを押さえた戦略をつくり、それを日々の業務の中で実行していくこと」という、当たり前のように見えるけど、決して簡単ではないテーマについて、突っ込んで考えていきましょう。