【対策まとめ】ステップ社の対策 | 「戦略実行4STEP」E(戦略実施)段階
戦略を本気で実行するための独自ワークフレーム「戦略実行4STEP」を説明いたします。
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戦略実行4STEP | 戦略を本気で実行するための独自フレームワーク
ステップ社では、「ガイドに対する満足度90%以上の旅行者数」によって全社を評価することにしました。
その上で、営業部門がクリアすべき条件は「ホームページからの問い合わせ件数800件以上」、商品企画部門の条件は「ガイド宅宿泊つきツアーを50件以上開発」とし、それが達成できなければ評価を下げることにしました。
また、ステップ社では、売上を管理しているエクセルファイルの別シートにお客さまアンケートの結果を組み込み、「ガイドに対する満足度90%以上の旅行者数」を誰もが簡単に閲覧できるようにしました。
エクセルのピボットテーブルというクロス集計機能により担当者毎の指標値も閲覧可能な状態にしました。
また、各部門内のメーリングリストを使って、「指標値改善に向けて当日実施した行動」、「次のアクション」、「お客さまの声とそれに対する私見」をマネジャーに送信し、マネジャーは毎日、確認、指導を実施するという業務フローを開始しました。
対策後の、ステップ社の社員の声は次のとおりでした。
佐々木社長
いちばん大事なはずの指標値を、実際にはほとんど見ずに経営していた・・・ それにシステムと聞くと敷居が高く感じていたが、エクセルでも立派なシステムだな。
営業部
長友さん
リアルタイムで自分の指標値が見られるので、どうすれば指標値が改善されるか毎日考えるようになった。ゲーム的な感覚もあって前よりも仕事が楽しい。
商品企画部
香川さん
この評価制度であれば、戦略を実施することが、自分の評価に直結するので、戦略を実施したいという気持ちが高まりました。がんばりますよ!
本田営業部長
日報を導入したので、リアルタイムで部下を指導できるようになった。やはり、私がしっかりと見てやらないと、みんなまだまだだな。
E段階:まとめ
以上、E段階での対策をまとめてまいりました。
次回は最終段階のP(戦略検証)段階について、見ていきましょう。
戦略検証段階における失敗とは? | 「戦略実行4STEP」P(戦略検証)段階